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toldとsaidの違いの意味を分かりやすく解説!

toldsaid

英語を学んでいると、「言う」という意味を持つtoldsaidの使い分けに迷うことはありませんか?

どちらも似たような意味に見えますが、使い方には明確な違いがあります。

この記事では、toldsaidの基本的な意味から具体的な使い方、そして両者の違いについて詳しく解説します。

英会話や英作文において自然な表現を身につけたい方は、ぜひ参考にしてください。

英語力をワンランクアップさせるためのポイントが満載です。

toldとは

toldは動詞tellの過去形および過去分詞形で、誰かに「情報や指示、物語などを伝える」ことを意味します。

つまり、相手がいて、その相手に何かを伝えた行為を表します。

主な意味は以下の4つです。

  1. 話した・述べた
     例:誰かに具体的な内容を伝える。

  2. 知らせた・伝えた
     例:情報やニュースなどを人に伝達する。

  3. 言いつけた・命じた
     例:上司や親などが相手に何かをするように伝える。

  4. 見定めた・確信を持って述べた
     例:状況や事実を確信して言う場合。

これらに共通するのは「人に向けて情報を伝える」という点です。

話し相手(受け手)がいることが前提となり、「誰に言ったのか」が非常に重要なポイントになります。

toldという言葉の使い方

toldは、相手が存在し、その相手に何かを伝えたという文脈で使われます。

そのため、toldを使う場合は必ず「誰に(to誰)」が明示されているのが特徴です。

次のような場面でよく使われます。

  • 相手に真実や事実を伝えるとき

  • 行動の指示や命令を伝えるとき

  • 助言や注意を与えるとき

toldの使い方の例:

  1. She told me a truth.(彼女は私に真実を話した)

  2. The boss told him what to do.(上司は彼にすべきことを伝えた)

  3. I told her not to go there.(私は彼女にそこへ行くなと伝えた)

意味違い辞典

saidとは

saidは動詞sayの過去形および過去分詞形で、「言葉を発する」「話す」といった意味を持つ動詞です。

toldと違って、相手に伝えることよりも、「言葉そのものを口に出した」という行為に重きが置かれています。

主な意味は以下の通りです。

  1. 言った・話した
     単に言葉を発したことを表します。

  2. 唱えた・暗唱した
     記憶した言葉や決まり文句を声に出すときに使います。

  3. 繰り返し言う・小言を言う
     相手にしつこく言い続けることを示す場合もあります。

  4. 頼んだ・依頼した
     何かしてほしいことを「言った」という意味でも使われます。

これらすべてに共通しているのは、「内容を口にした」という点です。

相手に伝わったかどうかよりも、「何を言ったか」に焦点があります。

saidという言葉の使い方

saidは話し手がどんな言葉を言ったか、その「発言内容」に焦点を当てたい時に使います。

相手に向けた発言かどうかは関係なく、会話の内容や文脈によって柔軟に使えるのが特徴です。

次のような場面で使われます。

  • 誰かが何かを言ったという事実を表現したいとき

  • 発言の引用をするとき

  • 文脈で相手が特定されていなくてもよい場合

saidの使い方の例:

  1. He said something to her.(彼は彼女に何かを言った)

  2. I said not to drink.(私は飲むなと言った)

  3. You said so.(あなたがそう言ったんだよ)

toldsaidの違いとは

toldsaidの違いは、「相手が明示されているかどうか」と「発言の焦点が何か」にあります。

1. 相手が必要かどうか

  • toldは「誰に言ったか」が必須です。

        told me, told her, told usなど、伝える相手が明確に存在します。

  • saidは、相手がいてもいなくても構いません。

       単に「言った」という動作そのものに注目しています。

2. 焦点の違い

  • toldは「情報や命令などの内容を伝える」ことが目的です。

       受け手の存在が重要です。

  • saidは「発言行為」に重きが置かれており、言った内容そのものに焦点があります。

3. 文法的な特徴

  • toldは後に**人(目的語)**が続きます:told me、told him など。

  • saidは後に内容やセリフが続きます:said something、said so、said that など。

       相手を入れたい場合は to someone とします(例:said to me)。

使い分けの例

  • She told me to be careful.(彼女は私に気をつけろと言った)

  • She said to be careful.(彼女は気をつけろと言った)
    どちらも意味は似ていますが、toldは「私に向かって言った」ことが明確です。

まとめ

toldとsaidの違いは、発言の焦点と目的語の有無にあります。

toldは「誰かに対して情報や指示を伝える」ときに使い、相手が文の中で必ず必要です。

一方、saidは「何かを口に出して言った」という行為そのものに重点を置き、相手を明示しなくても使えます。

この違いを正しく理解することで、より自然で正確な英語表現ができるようになります。

英語の会話や文章で頻出する両単語を正しく使い分けて、自信を持って表現しましょう。

さらに参考してください:

togetherとwithの違いの意味を分かりやすく解説!

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