インターネットやSNSを使っていると、wthやwtfといった略語を目にすることがあります。
どちらも驚きや困惑、不満を表す俗語ですが、その意味や使い方には大きな違いがあります。
本記事では、これらの表現がどのような意味を持ち、どんな場面で使われるのかを分かりやすく解説します。
英語圏での文化的背景や使用時の注意点についても触れながら、wthとwtfの違いを正しく理解しておきましょう。
wthとは
wthは “what the hell” または “what the heck” の略語で、驚きや困惑を表現するときに使われます。
日本語では「なんだって?」「えっ、マジで?」というようなニュアンスです。
この言葉はインターネットやSNS、メッセージアプリなど、カジュアルな場面でよく使用される俗語です。
ただし、略語として使われる場合は主に文章での使用に限られ、日常会話では略さずにそのまま “what the hell” と話す方が一般的です。
また、wthは比較的マイルドな表現とされており、感情のこもった疑問や驚きを伝えたい場面で使っても、相手に強い不快感を与えることは少ないとされています。
ただし、目上の人やフォーマルな場では避けるのが無難です。
wthという言葉の使い方
wthは、想定外の出来事や理解できないことに対して驚きや疑問を表すときに使われます。
主にSNSやチャット、メッセージの文中で使われる略語であり、音声で使うことはほとんどありません。
例:wthの使い方の例
-
WTH is going on here?
(ここで何が起こってるんだ?) -
WTH! I just cleaned this room yesterday!
(マジかよ!昨日この部屋掃除したばかりなのに!) -
WTH was that noise?
(今の音は一体何だったの?)
wtfとは
wtfは “what the f**k” の略語で、非常に強い驚きや怒り、不快感を表す俗語です。
日本語に訳すと「何だこの野郎」や「ふざけんなよ」といった、かなり口が悪く下品な表現になります。
この言葉はカジュアルなシーンで使われることが多いものの、非常に攻撃的で汚い言葉と見なされるため、使い方には注意が必要です。
相手との関係性や場面によっては、深刻な誤解やトラブルを招くおそれがあります。
そのため、ビジネスの場や目上の人とのやり取りでは絶対に使わないようにし、日常会話やSNSでも慎重に使うべき表現です。
感情のままにwtfを使ってしまうと、無礼・粗暴・無教養と受け取られることもあるため注意が必要です。
wtfという言葉の使い方
wtfは、相手の言動に強い不満や怒り、信じられない気持ちを表現したいときに使われます。
ただし、その下品さゆえに公共の場や公式文書などでは避けるべき表現です。
例:wtfの使い方の例
-
WTF are you doing?!
(何してんだよ!?) -
WTF was that supposed to mean?
(それ、どういう意味だよ!?) -
I can’t believe this. WTF!
(信じられない。ふざけんな!)
wthとwtfの違いとは
wthとwtfはどちらも「なんだって?」という驚きや困惑を表す略語ですが、そのトーンや使い方、受け取られ方には大きな違いがあります。
まず、wthは “what the hell” や “what the heck” の略であり、感情的ではありますが比較的ソフトな表現です。
怒りというよりは「驚き」「困惑」「呆れ」に近いニュアンスで使われ、軽い会話やSNSでのやりとりにも適しています。
たとえば、思わぬ出来事に対して「なんでそうなるの?」というような気持ちを表す場合に使われます。
一方で、wtfは “what the f**k” の略であり、非常に強い怒りや不満、侮蔑の気持ちが込められています。
この表現は非常に下品で、相手によっては侮辱や敵意と受け取られる可能性があります。
そのため、wtfを使う際は、その言葉が与える影響を十分に理解した上で使用する必要があります。
SNSなどで感情的に使ってしまうと、思わぬトラブルにつながることもあります。
また、略語であるためどちらも文章で使われることが多く、会話で使用する際には元のフレーズで発音するのが一般的です。
とはいえ、wtfの方がはるかに過激で攻撃的であることから、ネイティブでも公の場では使わないようにしている人が多いのが現実です。
まとめると、wthはカジュアルで驚きを表す比較的穏やかな表現、wtfは怒りや侮蔑を込めた強烈な表現で、使用には十分な配慮が必要です。
まとめ
wthとwtfはどちらも驚きや疑問、不満を示す略語ですが、そのトーンや印象には大きな差があります。
wthは比較的穏やかでカジュアルな表現として使われやすく、軽い驚きを表すのに適しています。
一方で、wtfは非常に下品で強い感情を伴う表現であり、使用には十分な注意が必要です。
この2つの違いを理解して正しく使い分けることで、より適切な英語表現ができるようになるでしょう。
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