英語で「最近」と言いたいとき、recentlyとlatelyのどちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
どちらも意味は「最近」「近頃」と訳されますが、文法的な使い方やニュアンスに明確な違いがあります。
この記事では、recentlyとlatelyの違いを徹底的に解説し、それぞれの使い方や文法の違いをわかりやすく紹介します。
英語学習者なら知っておきたい基本表現なので、ぜひ最後まで読んで使い分けをマスターしましょう。
recentlyとは
recentlyは「最近」「近頃」という意味を持つ副詞で、過去の出来事や現在まで続いている事柄を表現する際に使われます。
最も一般的で汎用性が高い表現の一つであり、さまざまな時制と組み合わせて使えるのが特徴です。
具体的には、以下の3つの時制と一緒に使われることが多いです。
-
過去形:少し前に完了した出来事
-
現在完了形:少し前から現在まで続いている動作や状態
-
過去完了形:ある過去の時点からさらにさかのぼった出来事
このように、recentlyは時間軸の柔軟性があり、英語表現において非常に便利な語です。
また、文頭や文末に置かれることが多いですが、「that was recently published(最近発行された)」のように、動詞を修飾する使い方もあります。
recentlyという言葉の使い方
recentlyは、過去の出来事から現在までの出来事に広く使われるため、フォーマル・カジュアル問わず日常会話やビジネス英語でも頻繁に登場します。
例:
-
My friend got married recently.
(最近、友人が結婚しました) -
Recently I’ve been on a diet.
(最近、ダイエットをしています) -
The book was recently published.
(その本は最近出版されました)
latelyとは
latelyも「最近」「近頃」と訳されますが、使い方には明確な制限があります。
主に「最近始まり、今も続いていること」に限定され、現在完了形とのみ組み合わせて使用されるという点が大きな特徴です。
つまり、すでに終わった過去の出来事には使わず、現在まで継続している行動や状態を表現するときにのみ使われます。
このため、latelyは使い方がシンプルである反面、時制の使い方には注意が必要です。
latelyという言葉の使い方
latelyは、現在完了形と組み合わせて、「最近〜している」「最近〜の状態だ」といった表現をする際に使われます。
特に感情や状態、習慣の変化などを示す場合によく登場します。
例:
-
I’ve been on a diet lately.
(最近ダイエットをしています) -
I haven’t been happy lately.
(最近あまり幸せを感じていません) -
Have you been feeling tired lately?
(最近疲れやすいと感じていますか?)
recentlyとlatelyの違いとは
recentlyとlatelyの違いは、主に使える時制と意味の範囲にあります。
まず、recentlyは非常に汎用性が高く、過去形・現在完了形・過去完了形など、さまざまな文法構造と一緒に使うことができます。
そのため、「過去に起こった出来事」や「最近始まって今も続いていること」など、幅広く対応できます。
一方、latelyは基本的に現在完了形とのみ組み合わせて使用されます。
つまり、「最近から今にかけて継続していること」に限って使えるため、過去の一時的な出来事や完了したことには使えません。
具体的な違いを以下にまとめました:
また、迷ったときにはrecentlyを使うのが無難です。
なぜなら、recentlyはlatelyの意味も包含しており、時制さえ合っていれば誤解を生みにくいからです。
逆に、latelyが使われている文を見かけたら、「これは現在完了形の文だ」と判断できるというのも、学習者にとって有益なポイントです。
まとめ
recentlyとlatelyの違いは、主に使われる時制と意味の広がりにあります。
recentlyは過去の出来事から現在までの幅広い文脈で使える万能な副詞ですが、latelyは「最近から現在まで続いていること」に限定され、基本的に現在完了形と一緒に使われます。
英語学習ではこのような微妙な違いを理解することで、より自然で正確な表現ができるようになります。
まずは例文を通して、感覚的に身につけていきましょう。
さらに参考してください: