自然の中で過ごすレジャーのひとつに、picnicやhikingがあります。
どちらも屋外で楽しむ活動として日本でもよく知られていますが、実際には意味や目的に違いがあります。
本記事では、英語におけるpicnicとhikingの定義と使い方の違いを詳しく解説し、それぞれがどんな場面で使われるのか、どんな行動を指すのかをわかりやすく紹介します。
自然を楽しむ英語表現を正しく理解して、英会話や旅行で役立てましょう。
picnicとは
picnicとは、自然の中や屋外で食事を楽しむレジャーを意味する英単語です。
日本語の「ピクニック」と同じく、外で食事をとることが主な目的となる活動です。
英語でもこの意味は共通しており、公園や湖畔、森林などの自然が感じられる場所で、持参した食事を楽しむことを指します。
picnicには、山に登るような本格的な運動は含まれません。
日常的に気軽に楽しめるアクティビティであり、自宅の近くの公園でも十分に「picnic」と言えます。
目的地に到着することよりも、外で食事をとること自体が目的であるのが特徴です。
そのため、食事を持って行くことが前提となっており、サンドイッチやおにぎり、フルーツなど手軽に食べられるメニューがよく選ばれます。
さらに、英語ではこの「picnic」という言葉自体が「楽しい時間」や「快適な経験」という意味合いで使われることもあります。
つまり、気軽で楽しいレジャー体験を象徴する単語でもあるのです。
picnicという言葉の使い方
picnicは数えられる名詞として使われ、冠詞とともに「a picnic」や「picnic lunch」という形で表現されます。
英国では、ピクニックに持って行く食べ物そのものを指すことがあり、米国では郊外でバーベキューをするような屋外パーティを意味する場合もあります。
いずれにしても、屋外で食事を楽しむという共通点があります。
例:picnicの使い方
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We had a picnic in the park yesterday.
(昨日、公園でピクニックをしました) -
She prepared a delicious picnic lunch.
(彼女はおいしいピクニックランチを用意しました) -
It was no picnic climbing that steep hill.
(あの急な丘を登るのは楽なことではなかった)※比喩的な使い方
hikingとは
hikingとは、自然の中を歩くことを目的としたレジャー活動で、「ハイキング」として日本でも知られています。
英語のhikingは、野山や自然の中を歩いて楽しむことを指し、徒歩で移動しながら風景や空気を楽しむという意味合いが強いのが特徴です。
必ずしも山頂を目指すような登山ではなく、歩くこと自体が目的であり、山の麓や緩やかな林道、草原などを歩くことも含まれます。
目的地までは車や電車で移動し、その後歩き始めるというスタイルも一般的です。
また、hikingは運動量がやや多く、アウトドアの中でもアクティブな活動として分類されます。
とはいえ、初心者や家族連れでも気軽に楽しめるコースも多く存在し、幅広い年齢層に人気です。
歩くことが主目的のため、食事を持っていくこともありますが、それは栄養補給や休憩のためであり、食事自体が目的ではありません。
この点がpicnicとの大きな違いです。
hikingという言葉の使い方
hikingは、自然を感じながら歩く行為を表す名詞で、日常会話や旅行の話題でよく使われます。
また、「go hiking(ハイキングに行く)」のような形で動詞的に使う表現も一般的です。
アウトドアや健康を意識した活動としても人気のあるアクティビティです。
例:hikingの使い方
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We went hiking in the mountains last weekend.
(先週末に山へハイキングに行きました) -
Hiking is a great way to relax and enjoy nature.
(ハイキングは自然を楽しみながらリラックスできる素晴らしい方法です) -
She loves hiking along the riverside trails.
(彼女は川沿いの小道をハイキングするのが大好きです)
picnicとhikingの違いとは
picnicとhikingは、どちらも自然の中で行うアウトドア活動ですが、その目的と行動内容には明確な違いがあります。
まず、picnicは「外で食事を楽しむこと」が目的です。
場所としては、公園や広場、森林の中など、自然を感じられる場所が選ばれます。
参加者は食べ物を持参し、敷物や簡易チェアを使って、食事の時間を楽しむことが主な内容です。
食事がメインのため、移動距離や運動量は少なめで、子どもから高齢者まで幅広く楽しめます。
一方で、hikingは「自然の中を歩くこと」が主目的です。
食事はあくまで補助的なもので、軽食や水分補給が中心となります。
山道や森の中を歩き、景色を眺めたり、自然を感じながら運動したりすることが目的であり、歩くという行為そのものに価値があります。
また、所要時間や装備にも違いがあります。
picnicは数時間の滞在が一般的で、特別な装備は不要ですが、hikingでは歩きやすい靴やリュック、場合によっては登山用の道具が必要になることもあります。
言い換えると、picnicは静的な楽しみ(座って食事を楽しむ)であり、hikingは動的な楽しみ(自然の中を移動する)と言えます。
両者ともに自然の中で楽しむ素晴らしい活動ですが、目的に合わせて言葉を使い分けることが大切です。
まとめ
picnicとhikingの違いを理解することで、英語での表現力がより豊かになります。
picnicは食事を楽しむことが目的のレジャーであり、hikingは自然の中を歩くことが目的のアクティビティです。
どちらも自然を感じながら過ごすことができる魅力的な時間ですが、その目的と行動内容には明確な違いがあります。
シーンに応じて使い分け、正しく表現できるようにしましょう。
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