英語の「minute」と「minutes」は、どちらも「分」を意味する単語ですが、使い方には明確な違いがあります。日常会話でもよく目にするこれらの言葉ですが、その違いをしっかり理解していないと、誤った使い方をしてしまうことがあります。
この記事では、「minute」と「minutes」の使い方、意味の違いを詳しく解説し、より正確な英語表現を身につけるためのポイントをお伝えします。
minuteとは
「minute」は、英語で「分」という時間の単位を指す単数形の名詞です。
一般的に「1分間」の意味で使われ、単独では1分の長さを表現することができます。
ただし、実際に2分以上の時間を示す際には使われません。
例えば、「2分」「10分」という表現には「minutes」を使う必要があります。
また、「minute」には別の意味もあります。
「for a minute」という表現は「少しの間」を意味し、時間的に短い期間を指す際に使われます。
さらに、「minute」は「会議や議事録」の意味も持ちます。
この場合、「minute」は会議で話された内容や決定事項を記録した「メモ書き」を指します。
minuteという言葉の使い方
「minute」は、1分間の短い時間を表現するために使われるほか、「少しの間」や「瞬間」を意味する際にも登場します。
また、会議やミーティングの記録を指す場合にも使われます。
minuteの使い方の例
-
A minute later, the train departs, so I’m in a hurry.
(1分後に電車が出発するので急いでいます。) -
Wait for a minute until the toilet is free.
(トイレが空くまで少しの間待ってください。) -
She made minutes of the meeting last night.
(彼女は昨晩の会議の議事録を作成しました。)
minutesとは
「minutes」は、英語で「分」の複数形を指します。
これを使うのは「2分以上」を表現する場合であり、例えば「5分」「30分」などです。
また、「minutes」は時間の単位として使われるだけでなく、会議で話された内容を記録した「議事録」という意味も持ちます。
この場合、「minutes」はその会議の記録そのものを指します。
さらに、日常会話において「minutes」は「時間の経過」を表すためにも使われ、例えば「30分後に会いましょう」といった時間的な約束にも用いられます。
minutesという言葉の使い方
「minutes」は、複数の分を指す場合や、会議で話された内容を記録した文書を指す場合に使われます。
また、具体的な時間の長さを表現する際にも頻繁に使用されます。
minutesの使い方の例
-
It took me 45 minutes to solve that conundrum.
(その難問を解くのに45分かかりました。) -
The minutes of the meeting were distributed to all the members.
(会議の議事録は全員に配布されました。) -
I’ll be there in 20 minutes.
(20分でそこに着きます。)
minuteとminutesの違いとは
「minute」と「minutes」の違いは、基本的には「単数形と複数形」の違いです。
minuteは1分間を意味し、minutesは2分以上を指す複数形です。
しかし、単に時間を表すだけでなく、以下の点でも違いがあります。
-
時間の長さ
「minute」は単数形であり、1分を示すのに使われます。
対して、「minutes」は複数形で、2分以上の時間を表す際に使用されます。
例えば、「I’ll wait for a minute」と言った場合、1分間待つことを示し、「I’ll wait for 10 minutes」では10 分間待つことを示します。
-
慣用表現
「minute」は「for a minute」という慣用表現で「少しの間」を意味します。
さらに、「at the very minute」という表現は、「まさにその瞬間」を意味します。
このような使い方は「minutes」では見られません。
-
会議の記録
もう一つの大きな違いは、「minute」が会議の「メモ書き」や「覚え書き」を指すのに対して、「minutes」は「会議の議事録」を指します。
この用法は、会議の内容を記録する場合に使われ、正式な文書として取り扱われます。
まとめ
「minute」と「minutes」は、どちらも「分」を意味する言葉ですが、単数形と複数形の使い分けが重要です。minuteは1分を指す場合に使い、「少しの時間」や「瞬間」を意味することもあります。
一方、minutesは2分以上の時間や会議の議事録を表現する際に使用されます。
この違いを理解することで、英語の表現をより正確に使いこなすことができるでしょう。