英語を勉強していると、laterとafterという単語に出会うことがあります。
どちらも「あとで」「後に」という意味を持つ言葉として知られていますが、その使い方やニュアンスには明確な違いがあります。
意味が似ているために混同されやすいこの2つの単語ですが、適切に使い分けることで、より自然で正確な英語表現ができるようになります。
本記事では、laterとafterの違いをわかりやすく解説し、それぞれの意味・使い方・例文を紹介していきます。
laterとは
laterは、時間の経過を示す副詞で、「もっと遅い」「後で」「遅れて」といった意味があります。
何かの時点より後に起こることを表す際に使われますが、主に個人の行動や出来事のタイミングに焦点を当てているのが特徴です。
例えば、「私は後で行きます」や「荷物が遅れて到着しました」といった場面で使用され、話し手の視点から時間的に「その後」を指す際に使われます。
laterは単独で副詞として使用されることが多く、文末に置かれるケースがよく見られます。
また、日常会話やカジュアルな表現の中で使われる頻度も高く、別れ際の「See you later(また後で)」といった表現も代表的です。
laterという言葉の使い方
laterは、時間的に「ある基準点よりも後」を表現する際に使われます。
予定変更や遅れ、後回しにする場面など、行動の時間が遅くなることを伝えるときに適しています。
例:
-
I was later, so my teacher got angry.
(私は遅れてしまったので、先生に怒られました) -
The package arrived very later.
(荷物の到着がとても遅くなってしまいました) -
I got upset and stayed up later.
(気分が高ぶって夜更かししてしまいました)
afterとは
afterは、「〜の後で」「〜の次に」といった意味を持ち、時間や順序を表す前置詞、接続詞、副詞として使われます。
ある出来事や動作を基準にして、それよりも後の出来事を表すときに使われるのが特徴です。
例えば、「授業の後に復習する」や「会議の後に掃除をする」といったように、出来事と出来事の時間的な順序関係を表現する際に使用されます。
afterは、名詞や動詞、節とともに使われるため、文構造によって前置詞・接続詞・副詞のいずれにもなります。
文語的な文章でも口語でも幅広く使われる、非常に汎用性の高い単語です。
afterという言葉の使い方
afterは、「〜の後に」「〜の次に」といった時間的・順序的な意味合いを持ち、前置詞・接続詞として出来事の流れや順番を明確にします。
特定の出来事を起点に、それに続く動作や出来事を伝える際に用いられます。
例:
-
Care after mail order is important.
(通販の後のケアが重要です) -
It seems that they will do supplementary lessons after class.
(授業の後で補習を行うようです) -
After the meeting, a newcomer seems to clean the meeting room.
(会議の後は、新人が会議室を掃除するようです)
laterとafterの違いとは
laterとafterの違いは、どちらも「後で」「後に」という時間的な意味を持つ点では共通していますが、それぞれの使い方や文法的な役割、意味の範囲に明確な差があります。
まず、laterは副詞であり、「今より遅く」「ある時点よりもさらに後に」といった、ざっくりとした時間の経過を示します。
話し手の感覚に基づいて「いつか後で」と伝える場面に使われるため、具体的な基準は存在しません。
例えば、「後で電話します」「今は無理なのでまた後で」など、曖昧で柔軟な時間を指すことが多いです。
一方、afterは前置詞・接続詞・副詞として使われ、明確な基準となる出来事や時間を伴って「〜の後に」「〜が終わったら」と表現します。
afterは、何かの出来事や時間を起点にして、それに続く動作や出来事を表現するため、より具体的で文法的に明確な構造を持ちます。
また、文法的な観点から見ると、laterは主に単独で使われる副詞であるのに対し、afterは名詞や節と一緒に使われる前置詞・接続詞としての用法が多く、文中の構造に影響を与えることがあります。
さらに、表現のトーンにおいても違いがあります。
laterはカジュアルで日常会話に適しているのに対し、afterは文語・フォーマルな表現にも幅広く対応可能です。
まとめると:
このように、laterとafterの違いは単なる意味の違いだけでなく、文法的な使い方や使われる場面によっても異なるのです。
英語を自然に使いこなすためには、この違いをしっかり理解しておくことが大切です。
まとめ
laterとafterの違いは、時間を示すという点では似ていても、その意味の明確さや使い方において大きな違いがあります。
laterは副詞として「後で」「もっと遅くに」と柔軟な時間感覚を示し、afterは出来事や時間を基準に「〜の後で」と順序を明確にします。
英語学習ではこの違いを意識することで、より正確で自然な表現が可能になります。
ぜひこの記事を参考に、適切に使い分けてみてください。
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