英語を学んでいると、「Interesting」と「Interested」の使い分けに悩んだ経験はありませんか?
どちらも「興味」に関係する言葉ですが、意味や使い方に大きな違いがあります。
特に英語初心者にとっては混同しやすく、誤った使い方をしてしまうことも少なくありません。
本記事では、InterestingとInterestedの意味や用法、そして両者の違いについて丁寧に解説します。
英会話や英作文で正しく使い分けるために、ぜひ参考にしてください。
Interestingとは
Interestingは、「何かが興味を引く」「興味深い」という意味の形容詞です。
英単語「Interest(興味を持たせる)」の現在分詞形から派生しており、「人に対して興味を持たせるような性質をもつもの」を表します。
主に物事や状況、出来事、人などが話題の対象として「面白い」「関心を引く」場合に使われます。
この単語の使い方で気をつけたいのは、基本的に話し手自身に対しては用いないという点です。
たとえば「I am interesting.(私は興味深い人間です)」という表現は文法的には正しくても、意味としては「私は他人から見て面白い人物だ」となり、自己紹介にはふさわしくありません。
したがって、Interestingはあくまでも「他人の興味を引く対象」に対して使うのが自然です。
映画、ニュース、本、アイデアなどが「興味深い」と言いたいときに便利な表現です。
Interestingという言葉の使い方
Interestingは、映画・本・ニュースなど、第三者にとって「興味深い」「面白い」と感じられる対象に対して使います。
主語は人ではなく、事物・出来事であることが一般的です。
自己表現には不適切な場合が多いので注意しましょう。
例:Interestingの使い方
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It is an interesting history movie.
(それはとても興味深い歴史映画です) -
It is very interesting that people tend to react the same as years go by.
(とても興味深いことに、年が経つにつれて人々は同じ反応をする傾向があります) -
I found the conclusion of Mike’s book very interesting.
(マイクの本の結末はとても興味深かったです)
Interestedとは
Interestedは、「興味を持っている」「関心がある」という意味の形容詞で、「Interest(興味を持たせる)」の過去分詞形から派生した表現です。
意味としては「(何かに)興味を持たされた状態」であり、人の感情や心の動きを表すために使われます。
この単語は、一般的に「Be動詞+interested+in+名詞(または動名詞)」の形で使われ、「~に興味がある」という意味になります。
たとえば、「I am interested in history.(私は歴史に興味があります)」のように、主語が人である点がInterestingとの大きな違いです。
Interestedは自分の感情を表すときに非常に便利な言葉であり、趣味や関心ごとを述べる場面で頻繁に登場します。
Interestedという言葉の使い方
Interestedは、人が特定の分野や物事に対して関心を抱いている状態を表します。
英語で自分の趣味や興味を説明する際に多用される表現であり、英会話でも非常に汎用性があります。
例:Interestedの使い方
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Why are you interested in Japanese culture?
(なぜあなたは日本文化に興味があるのですか?) -
Mika showed an interested look when she found two guys passed by.
(2人が通り過ぎたのを見て、ミカは興味深げな表情を見せた) -
I am more interested in microeconomics than macroeconomics.
(私はマクロ経済学よりもミクロ経済学に興味があります)
InterestingとInterestedの違いとは
InterestingとInterestedは、どちらも「興味」に関係する形容詞ですが、根本的に視点が異なります。
まずInterestingは「人に興味を持たせるものや人」を表すときに使います。
主語は映画・ニュース・本・出来事などの無生物であり、それ自体が「他人の関心を引く存在」であることが前提です。
たとえば、「It was an interesting book.(それは興味深い本だった)」のように、客観的に「面白い」と評価される対象が主語になります。
一方で、Interestedは「人が何かに対して興味を抱いている状態」を表現する言葉です。
主語が人であり、感情や関心を内面から表す際に使います。
たとえば「I am interested in art.(私は芸術に興味があります)」といった使い方が典型です。
両者を使い分ける際のポイントは、「誰が興味を持っているのか?」という視点です。
興味を持っているのが人であればInterested、興味を引き起こす対象であればInterestingを使います。
また、英語学習者がよく混同してしまう原因の一つは、どちらも形容詞でありながら意味が逆方向だからです。
判断に迷ったときは、主語が人か物かに注目し、「自分」に使って違和感があるかどうかでチェックするのも効果的です。
まとめ
InterestingとInterestedは、見た目が似ているため混同しがちですが、意味と使い方には明確な違いがあります。Interestingは「興味を引く対象」、Interestedは「興味を抱いている人」を表す形容詞です。
英語で自分の感情や出来事を表現する際には、それぞれの正しい使い方を理解することが大切です。
この違いをしっかり押さえ、自然な英語表現を身につけましょう。
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