日常英会話やビジネスの場面で頻繁に登場するfixとrepair。
どちらも「直す」「修理する」と訳されるため、使い方に迷う人も多いのではないでしょうか。
しかし、この2つの英単語は意味やニュアンスに明確な違いがあります。
本記事では、fixとrepairの違いを詳しく解説し、それぞれの使い方や適した場面を具体的に紹介します。
英語力をもう一段階アップさせたい方は、ぜひチェックしてみてください。
fixとは
fixは非常に多様な意味を持つ英単語で、日常生活からビジネスまで幅広く使われます。
主な意味は以下の通りです。
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固定する:物をしっかりと取り付けたり動かないようにすること
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じっと注ぐ:視線や意識を一箇所に集中させること
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決定する:会議の日程などを決める際にも使われます
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落ち着かせる・整理する:感情や物事を整える意味
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修理する:壊れたものを直すカジュアルな表現
これらの意味に共通するのは、「不安定なものを安定させる」ことです。
つまり、何かを元の良い状態に戻すというよりも、「安定した状態に持っていく」ことが重視されています。
英語ネイティブの間では、fixは日常的に気軽に使われる言葉で、「直す=fix it!」という使い方が非常に一般的です。
fixという言葉の使い方
fixは、カジュアルな場面で「修理する」「解決する」「決める」といった意味でよく使われます。
フォーマルな文書よりも、口語や日常会話で登場する頻度が高いのが特徴です。
例:
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We fixed a date for a meeting.
(会議の日取りを決めました) -
We need to fix the computer.
(コンピュータを修理する必要があります) -
Your task is to fix this problem as soon as possible.
(あなたの仕事はこの問題をできるだけ早く解決することです)
repairとは
repairは、よりフォーマルで技術的な意味合いを持つ単語です。
主な意味は以下の通りです。
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修繕する:布や衣類などのほころびを直す
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修理する:機械や家具など壊れたものを復旧させる
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賠償する:損害などを回復させること
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訂正する:間違いを正す、補正する
これらに共通するのは、「専門的な技術を使って元の状態に戻す」という点です。
特に壊れた機械や設備を、技術的にしっかりと復旧させるような状況で使われます。
repairは、修理や復旧において、fixよりも厳密で正式な印象を与える言葉です。
repairという言葉の使い方
repairは、専門的・公式な場面で使用され、修理が必要な機器や構造物、または書類や契約などに対しても使われます。
例:
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I repaired my bicycle by myself.
(私は自転車を自分で直しました) -
This watch needs to be repaired.
(この時計は修理が必要です) -
My car is under repair.
(私の車は修理中です)
fixとrepairの違いとは
fixとrepairの違いは、使用される場面のフォーマルさや、修復に求められる精密さにあります。
まずfixは、壊れたものを直す際に「簡単に」「気軽に」使われる表現です。
たとえば、パソコンの軽い不具合や、会議の日程の調整、ちょっとした問題の解決など、日常の中で何かを安定させる・整える場面でよく使われます。
修理というよりも「整える」「対応する」といった意味合いも持つため、非常に広範囲で柔軟に使われる単語です。
一方、repairは「専門的な修復作業」を指し、たとえばエンジニアが機械を直したり、大工が家具を修繕するような「プロの手による修理」のニュアンスが含まれています。
ビジネス文書や公式な会話でもよく使われ、修理が重要な意味を持つ場面ではrepairが選ばれます。
つまり、fixは日常的でカジュアルな「ちょっと直す」感覚に近く、repairはフォーマルかつ専門性を持った「しっかり直す」感覚です。
場面や文脈に応じて正しく使い分けることで、より自然な英語表現が可能になります。
まとめ
fixとrepairの違いを簡単にまとめると、fixは「気軽に整える・修理する」というカジュアルな表現で、repairは「専門的に修復する」というフォーマルな表現です。
両者とも「直す」という意味は共通していますが、使用される場面や求められる精度が異なります。
英語をより正確に使いこなすためには、この違いを理解し、シチュエーションに応じて適切に使い分けることが大切です。
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