英語学習を進める中で、「とても」や「非常に」といった度合いを表す言葉に悩んだことはありませんか?
その代表的なものが extremely と very です。
どちらも強調の意味を持つ副詞ですが、そのニュアンスや使いどころには微妙な違いがあります。
本記事では、extremely と very の意味、使い方、そしてその違いを例文とともに詳しく解説します。
日常英会話からビジネス英語、試験対策まで幅広く応用できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
extremelyとは
extremely は副詞で、物事の度合いや程度が「極端に」「非常に」「とんでもなく」といったレベルであることを示します。
その性質から、感情や状況、状態が通常の範囲を超えて強い場合に使用されます。
たとえば、「extremely cold(極端に寒い)」や「extremely important(極めて重要な)」のように、強調したい形容詞や副詞を修飾する形で使われます。
単なる「とても」よりも一段階強い印象を与えたいときに適しています。
また、名詞形・形容詞形である extreme は「極端な」「極度の」といった意味を持ちますが、extremely はその副詞形として機能します。
この単語は、感情(happy, sadなど)や評価(difficult, dangerousなど)を伴う文脈でよく使われ、話し手の主観的な驚きや強調を表現するのに適しています。
extremelyという言葉の使い方
extremely は、何かの程度が通常を超えて極端であることを示すときに使われます。
特に感情や状況の強さを伝えたいときに効果的です。
日常会話やフォーマルな文章、ビジネスシーンでも使用されますが、やや誇張的な印象を与えることもあります。
例:
-
I’m extremely happy.
(私はこの上なく幸せです) -
That was extremely difficult.
(それはとんでもなく大変だった) -
She is an extremely rich girl.
(彼女はとんでもない大金持ちのお嬢さまだ)
veryとは
very も副詞として使われ、「とても」「非常に」「すごく」といった意味を持ちます。
英語学習者にとってはもっとも基本的な強調表現のひとつであり、さまざまなシーンで幅広く使われます。
very は、形容詞や副詞を修飾し、その程度を高める役割を果たします。
たとえば、「very good(とても良い)」「very tired(すごく疲れた)」などのように使われます。
また、否定文では「あまり〜ではない」という意味になり、「not very good(あまり良くない)」といった表現になります。
さらに、形容詞として使われる場合には、「まさにその」「正真正銘の」といった意味でも使用され、「the very moment(まさにその瞬間)」などのように登場します。
全体的に見て、very は控えめかつ汎用性の高い強調語です。
veryという言葉の使い方
very は、英語におけるもっとも基本的な強調表現として、幅広い状況で使われます。
感情、状態、状況の程度を強める場面だけでなく、文法的に否定文や形容詞としても使用されるなど、応用範囲が広いのが特徴です。
例:
-
I feel very tired today.
(今日はすごく疲れた) -
You must handle this very carefully.
(これを非常に注意深く扱わなくてはなりません) -
It is a very bad situation for us.
(我々にとって非常にまずい状況だ)
extremelyとveryの違いとは
extremely と very はどちらも程度を強調する副詞ですが、その強さと使われる場面に違いがあります。
まず、very は「とても」「かなり」といった意味で、程度が大きいことを示します。
ただし、その強調の度合いは比較的穏やかで、日常的な表現に適しています。
たとえば、「very good(とても良い)」「very tired(かなり疲れた)」など、よく使われるフレーズに含まれています。
一方、extremely は「非常に」「極端に」といった意味で、very よりもさらに一段階上の強調を示します。
特に、話し手が何かを「普通ではないほど」「例外的に」強調したいときに使われます。
たとえば、「extremely difficult(極めて困難な)」や「extremely rare(非常に稀な)」のように、特別な状態を示す際に使われます。
つまり、very は「一般的な強調」、extremely は「強い強調・極端な状態」を表すという違いがあります。
また、語感としても extremely はややフォーマルまたは強調的な印象を与えるのに対し、very は親しみやすく、カジュアルな場面でも自然に使えるのが特徴です。
例えば、「I’m very happy」と言えば「とても嬉しい」という通常レベルの喜びを表しますが、「I’m extremely happy」となると「最高に嬉しい」「この上なく嬉しい」というように、感情の振れ幅が大きくなります。
正しく使い分けることで、文章や会話における表現力が格段にアップします。
まとめ
extremely と very はどちらも「程度」を強調する副詞ですが、その強さと使い方に違いがあります。
very は「とても」「かなり」など、広く使える一般的な強調語。
日常会話やシンプルな表現で多用されます。
一方、extremely は「極端に」「この上なく」といった意味合いを持ち、very よりもさらに強い強調をしたい場面で使われます。
より強烈な印象や驚きを伝えたいときに便利な表現です。
それぞれのニュアンスを理解して、英語表現をより豊かにしていきましょう。
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