英語学習をしていると、breakfastとmorningの使い分けに迷うことがあります。
日本語では「モーニング」が「朝食」を意味するように思われがちですが、実際の英語では意味が異なります。
本記事では、それぞれの単語の正しい意味と使い方を詳しく解説し、混同しやすいポイントを整理します。
特に、日常会話や旅行先での会話で役立つ例文も紹介するので、英語力アップに役立ててください。
breakfastとは
breakfastは主に「朝食」を意味します。
朝に摂る食事のことで、和食・洋食を問わず一日の最初の食事を指します。
英語におけるbreakfastには以下のような意味があります。
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朝食 — 朝に食べる食事全般。
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朝食を食べる — 例:I breakfast at 7.(7時に朝食をとる)
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朝食を提供する — 例:The hotel breakfasts guests from 6 a.m.(ホテルは午前6時から宿泊客に朝食を提供する)
語源としては、break(壊す)とfast(断食)が組み合わさり、「断食を破る食事」という意味からきています。
前日の夕食から翌朝まで食事を取らない時間が長いため、それを終わらせる行為がbreakfastなのです。
breakfastという言葉の使い方
breakfastは名詞・動詞の両方で使われます。
日常的には「朝食」という名詞の意味が中心ですが、動詞として「朝食を食べる」「朝食を出す」という場面でも使われます。
ビジネスホテルや飲食店のメニューでも頻繁に登場します。
例:breakfastの使い方
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I have breakfast at 7 every day.(私は毎日7時に朝食を食べます)
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I skipped breakfast because I overslept.(寝坊したので朝食を抜きました)
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The hotel serves a buffet breakfast.(ホテルではビュッフェ形式の朝食が提供されます)
morningとは
morningは「朝」「午前」という時間帯を指す言葉です。
一般的には真夜中または日の出から正午までの時間を表します。
英語でのmorningには以下の意味があります。
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朝・午前 — 日の出から正午まで。
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初期 — 物事が始まったばかりの時期。
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あけぼの — 夜明け前の薄明かりの時間帯。
注意点として、日本語の「モーニングセット」や「モーニングサービス」は和製英語です。
海外で「morning」と言っても「朝食」という意味では通用しません。
日本では「morning=朝食」という誤解が広まったのは、喫茶店文化の影響が大きいと考えられます。
morningという言葉の使い方
morningは名詞として「朝」「午前」「初期」などの意味で使われます。
日常会話では挨拶の定番「Good morning」が有名です。
例:morningの使い方
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Good morning.(おはようございます)
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I woke up early this morning.(今朝は早く起きました)
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I have to finish this in the morning.(これを午前中に終わらせなければなりません)
breakfastとmorningの違いとは
両者の最大の違いは、「食事を指すのか、時間帯を指すのか」という点です。
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breakfast → 「朝食」という具体的な食事を意味します。
料理やメニューとしての朝食、またはそれを食べる・出す行為を含みます。
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morning → 「朝」という時間帯を意味します。
食事の有無に関係なく、日の出から正午までの時間全般を指します。
混同しやすいのは、日本語で「モーニング」と言うと「朝食」を意味する場合が多い点です。
しかし、英語ではmorningにはその意味がなく、あくまで時間帯の表現です。
例えば、海外で「I want morning.」と言っても「朝食が欲しい」という意味にはならず、不自然な表現になります。
朝食を頼みたい場合は「I want breakfast.」や「Can I have breakfast, please?」と表現する必要があります。
まとめ
breakfastは「朝食」を意味し、食事そのものや食べる・提供する行為を指します。
morningは「朝」という時間帯を指し、食事の意味は含まれません。
日本語の「モーニングセット」は和製英語なので、海外では通じない点にも注意しましょう。
この違いを理解することで、英会話や英文作成での誤解を防ぎ、より正確な英語表現ができるようになります。
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