blindとblindedの違い

英語学習をしていると、blindblindedのように似ている単語の使い分けに迷うことはありませんか?

どちらも「盲目」や「目が見えない」といった意味を含んでいますが、実際には文法的な役割やニュアンスに明確な違いがあります。

本記事では、blindとblindedの違いについて詳しく解説します。

それぞれの意味や使い方、例文を通して、日常英会話やライティングでの適切な使い分けができるようにサポートします。

blindとは

blindは主に形容詞として使われ、「盲目の」「目が見えない」といった意味を持ちます。

身体的な視覚障害を指す場合に限らず、比喩的に「見えていない」「無関心」「見て見ぬふりをしている」といった意味でも使用される、非常に多義的な単語です。

例えば「I am blind.」という文では、話者が目が見えない状態であることを伝えていますが、その原因や理由は特に述べられていません。

つまり、blind状態を表す語であり、何が原因でその状態になったのかまでは含まれていないという特徴があります。

また、blindは名詞や動詞としても使われることがありますが、今回の記事では主に形容詞としての用法に焦点を当てています。

blindという言葉の使い方

blindは、目が見えない人を表現する場合や、意図的に何かを見ないふりをするような状況などで使われます。

文の中では「be動詞+blind」や「blind+名詞」の形で使われるのが一般的です。

例:

  • Sadly, I am blind in the right eye.(悲しいことに、私は右目が見えません)

  • This is a book for blind people.(これは目の見えない人のための本です)

  • Mike turned his blind eye to his mistakes.(マイクは自分の過ちを見て見ぬふりをした)

意味違い辞典

blindedとは

一方で、blindedblindの過去分詞形で、主に受動態として使用されます。

意味としては「盲目にされた」「目が見えなくされた」となり、そこには何かしらの原因や外的な要因があることが含まれます。

たとえば、「I was blinded by money.(私はお金に目がくらんだ)」のように、「by~」といった補足情報が必要になることが多く、文として成立させるには原因となるものの明示が求められるのが特徴です。

このように、blindedは単なる状態ではなく、「~によってその状態にされた」というニュアンスを持つ点がポイントです。

blindedという言葉の使い方

blindedは、主に「be動詞+blinded by~」の形で使用され、「~によって盲目にされた」「~で目がくらんだ」と表現されます。

物理的な盲目だけでなく、精神的に視野が狭くなるような場面でも使われます。

例:

  • I was blinded by the strong sunlight when I got off the train.(電車を降りた時、強い日差しで目がくらんだ)

  • The citizens had been blinded from truth for a long time.(市民たちは長い間、真実から目を背けさせられていた)

  • Tom was blinded due to the serious injury.(トムは重傷のため盲目になってしまった)

blindとblindedの違いとは

blindとblindedの違いを一言でまとめると、「状態を表すか、原因を含んでいるか」にあります。

まず、blindは主に形容詞で、「目が見えない状態」「盲目の状態」をそのまま表す単語です。

この単語を使うときは、その状態そのものを説明することが主目的であり、何が原因でその状態になったかまでは言及されないことがほとんどです。

一方、blindedblindの過去分詞形で、受動態として使用されます。

「~によって盲目にされた」「~に目がくらんだ」といったように、外的要因や原因が明示される点が大きな違いです。

たとえば、以下のように使い分けられます。

  • I am blind.(私は盲目です)← 状態の説明

  • I was blinded by ambition.(私は野心に目がくらんでいた)← 原因のある受動表現

また、文法的に見ても、blindは単独で意味が通じることが多いですが、blindedは「by~」や「due to~」などの補足説明を伴わないと文の意味が不完全になることがあります。

このように、blindは状態の描写、blindedはその状態に至った理由や外的要因を伝えるために使われます。

使い分けを正しく理解することで、英語表現の正確性が一段と向上します。

まとめ

blindとblindedの違いは、「状態そのものを表す」か「原因によってその状態になったことを表す」かにあります。

blindは形容詞として使われ、盲目という状態をシンプルに表現します。

一方、blindedは過去分詞として受け身の意味を持ち、「何かによって盲目にされた」というニュアンスを含みます。

似たような意味を持つこれらの単語ですが、使い方の違いを理解することで、より正確で自然な英語が使えるようになります。

ぜひ、場面に応じて適切に使い分けましょう。

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