absolutelyとof courseの違い

英語には、相手の発言に対して同意や肯定の返事をするときに使われる便利な表現がいくつかあります。

その中でも特に頻繁に使われるのが absolutelyof course です。

どちらも「はい」「もちろん」といった肯定のニュアンスを持っていますが、使い方や含まれる意味合いには微妙な違いがあります。

この記事では、absolutelyとof courseの違いを明確にし、実際の使用例とともにその使い方を丁寧に解説します。

absolutelyとは

absolutely は副詞として使われ、「絶対に」「完全に」「まったく」などの意味を持ちます。

この単語は話し手が強く同意したり、確信を持って何かを断言したい時に用いられます。

英語での会話では、単独で「Absolutely.(その通り!)」のように使われることも多く、非常に力強い肯定の表現として重宝されます。

また、absolutely の語源である形容詞 absolute は「絶対的な」「完全な」「無条件の」といった意味があり、この単語の性質からも、absolutely には「一切の疑いがない」というニュアンスが込められているのが分かります。

強調の度合いが強いため、同意の中でも特に感情や確信がこもった返答として使われるのが特徴です。

absolutelyという言葉の使い方

absolutely は、相手の意見や事実に対して「まさにその通り」と断言したい時、あるいは強い肯定の気持ちを伝えたい場面で使われます。

ビジネスや日常会話など、フォーマル・カジュアルどちらでも使用可能で、返答を印象づけるのに適した表現です。

例:

  1. You are absolutely right.
    (あなたは全くもって正しいです)

  2. That is absolutely correct.
    (それは確実に正しいです)

  3. You will absolutely enjoy it.
    (絶対に楽しめますよ)

意味違い辞典

of courseとは

of course は、「当然」「言うまでもなく」「もちろん」といった意味を持ちます。

この表現は、話の流れや常識的に見て疑いようのない事実や当たり前のことを表すときに使われます。

of course の直訳は「進行の中にある」といった意味であり、「その流れからして当然であること」を強調します。

日本語でもよく使われる「オブコース」はこの表現が由来で、英会話の基本的な表現の一つとして世界中で使われています。

日常会話では、依頼や提案に対して快く引き受けるときや、当たり前のことを再確認する場面でよく使われます。

of courseという言葉の使い方

of course は、相手の質問や提案に対し「当然」「言われるまでもない」といった意味を込めて答えるときに使います。

柔らかく肯定する印象があり、カジュアルな場面からビジネスシーンまで幅広く対応できる表現です。

例:

  1. Of course I will.
    (もちろんやりますよ)

  2. Of course I did that.
    (当然やったよ)

  3. Of course I will come.
    (もちろん行きます)

absolutelyとof courseの違いとは

absolutelyとof courseの違いは、そのニュアンスと強調の仕方にあります。

両方とも肯定を表す副詞ではありますが、使われる場面や伝わる印象に明確な違いがあります。

absolutely は「100%間違いない」「完全にそうだ」といった意味で、強い確信や強調を含みます。

感情が強くこもった返答や、相手の意見に対して全面的に同意したいときに最適です。

たとえば、議論の中で「まったくその通り!」と強く同意したい場面では、absolutely を使うことでより熱意が伝わります。

一方、of course は「当然」「言うまでもない」といった意味合いで、あまり強調を必要としない日常的な同意の表現です。

頼み事への返事や、予測通りの事実へのリアクションとして使われることが多く、比較的軽いニュアンスで使われます。

また、absolutely は強調表現の一部として他の形容詞や副詞を修飾することもありますが、of course はそのまま単独で用いられることが一般的です。

要するに、absolutely は強い感情や確信を伴った同意、of course は当たり前のことに対する自然な同意、と使い分けるのがポイントです。

まとめ

absolutelyとof courseの違いは、「強い確信を表すのか」「当然のこととして受け入れるのか」という点にあります。

absolutely は感情を込めた強い肯定を示すのに適しており、対して of course は日常的に使われる柔らかい肯定の表現です。

英語のニュアンスを正しく理解し、場面に応じてこれらを使い分けることで、より自然で的確な英会話ができるようになります。

さらに参考してください:

reasonとcauseの違いの意味を分かりやすく解説!

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