英語学習の中で、「go there」と「be there」というフレーズは日常会話やビジネスシーンで頻繁に耳にします。
しかし、この2つは似ているようで、意味や使い方にははっきりとした違いがあります。
本記事では、それぞれの意味や使い方、そして両者の違いをわかりやすく解説します。
具体例も交えて説明するので、英会話や英文作成に自信を持ちたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
go thereとは
go there は、「そこへ行く」という意味を持つ英語表現です。
主に、自分が現在いる場所から離れた目的地へ移動する際に使われます。
ここでの「そこ」は会話の文脈で明確にされている特定の場所であり、話し手が移動する意志や計画を示す場面でよく登場します。
この表現は、単に物理的に移動するだけでなく、「そこに行きたい」「そこへ行くつもりだ」といった意思や希望を含むことも多いです。
また、未来形と組み合わせることで予定や計画を示すことができます。
例えば、旅行先やイベント会場、職場、学校など、目的を持って移動する場面全般で使われます。
さらに、go there は時に比喩的にも使われ、「その話題に踏み込む」や「そこまで話を持っていく」といった意味になることもあります。
ただし、今回の解説では主に物理的移動の意味に焦点を当てます。
go thereという言葉の使い方
go there は、次のような場面で使われます。
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特定の目的地へ移動する意志を表すとき
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行きたい、または行く予定があることを伝えるとき
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誰かに移動を促すとき
例
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I’m preparing to go there.(そこへ行くために準備しています)
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I don’t want to go there because it’s dangerous.(危険なので、そこへは行きたくありません)
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I want to go there soon.(そこへ早く行きたいです)
be thereとは
be there は、「そこにいる」または「そこに行く(到着する)」という意味を持つ英語表現です。
物理的にその場所に存在することを指すほか、「参ります」「すぐ行きます」といったニュアンスで、到着や現地での存在を強調するときにも使われます。
この表現は、少しフォーマルまたは丁寧な印象を与えることがあり、ビジネスメールや電話、公式な案内などでも使われます。
また、相手に安心感を与えるために、「すぐそこに行きます」といった約束を表す場面でも頻繁に登場します。
be there は単純な「行く」という動作よりも、「到着してその場にいる」という状態に重点が置かれており、go there とは焦点が異なります。
be thereという言葉の使い方
be there は、次のような場面で使われます。
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到着や現地での存在を約束するとき
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誰かがその場所にいることを表すとき
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フォーマルまたは丁寧な言い回しとして使うとき
例
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I’ll be there soon, so please wait.(すぐ行きますのでお待ちください)
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You should be there. Let’s search well.(そこにいるはずだ。よく探そう)
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Tell me to be there.(そこにいるように伝えてください)
go thereとbe thereの違いとは
両者の最大の違いは、移動の意志や行為に焦点を当てるか、それとも到着・存在の状態に焦点を当てるかです。
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go there
→「行く」という動作そのものを表し、出発点から目的地までの移動プロセスや意志を示します。
例:I want to go there tomorrow.(明日そこに行きたい) -
be there
→目的地に到着して「そこにいる」状態、または到着を約束するニュアンスを表します。
移動よりも結果(到着・存在)に重きを置きます。
例:I’ll be there at 8 p.m.(夜8時にそこにいます/着きます)
また、会話のフォーマルさにも違いがあります。
go there は日常的でカジュアルに使われる一方、be there はやや改まった響きがあり、ビジネスや公式な場面にも適しています。
要するに、移動の過程を強調したいときは go there、到着や存在を強調したいときは be there を使うのが適切です。
まとめ
go there は目的を持って「そこへ行く」動作や意志を表し、移動のプロセスに焦点を当てます。
一方、be there は「そこにいる」または「そこに到着する」ことを指し、状態や結果を強調します。
カジュアルな日常会話では go there、フォーマルな場面や到着を約束する場合は be there が適しています。
この違いを理解すれば、英会話でのニュアンス表現がより自然で正確になります。
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