英語の副詞には、似たような意味を持つ単語が多く、使い分けに迷うことがあります。
その代表例がdefinitelyとabsolutelyです。
どちらも「絶対に」「確実に」といった強い意味を持ち、肯定文・否定文の両方で使われます。
しかし、ニュアンスや使われる場面には微妙な違いがあります。
この記事では、definitelyとabsolutelyの意味や使い方、そしてその違いについて詳しく解説します。
英語表現をより自然に使いこなしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
definitelyとは
definitelyは副詞で、「明確に」「確実に」「間違いなく」といった意味を持つ英単語です。
音節の区切りは「def・i・nite・ly」となり、英語圏では日常会話でもよく使われる表現です。
話し手が何かを強く肯定したい時や、迷いがないことを伝える時に使われます。
日本語に直訳すると「確かに」「はっきりと」「もちろん」といった表現に近く、柔らかくも力強い印象を与える言葉です。
使い方としては、主に動詞の前に置いて文全体の意味を強調します。
また、否定語と組み合わせることで、「絶対に〜ない」と強い否定を表すことも可能です。
たとえば、「私はそれをdefinitely見た」と言えば、「確実に見た」という強い意思を含んだ表現になります。
カジュアルな会話からビジネス英語まで、広い範囲で使用される便利な単語です。
definitelyという言葉の使い方
definitelyは、意志や判断を強調する場面で使われることが多く、カジュアルな会話の中でも頻繁に登場します。
友人との会話やSNSなどでも自然に使える表現で、「もちろんそうだよ」「間違いなくそうだね」といった柔らかくも自信のある言い回しとして活躍します。
例:definitelyの使い方
-
I definitely saw a bear.
(私は確実にクマを見た) -
He will definitely come to this house.
(彼は間違いなくこの家に来るよ) -
That’s definitely the best choice.
(それは間違いなく最善の選択だ)
absolutelyとは
absolutelyも副詞で、「完全に」「まったく」「無条件で」といった意味を持つ英単語です。
音節は「ab・so・lute・ly」と区切られ、こちらも会話や文章で頻繁に使われる表現です。
absolutelyは、「絶対に」「完璧に」というニュアンスを伝えたい時に使用され、感情や意見を強く表す場面で力を発揮します。
また、肯定だけでなく否定文の中で「全く〜ない」「断じて〜ではない」といった強い否定を示す際にも使われます。
「その通り!」や「異論なし!」というような強い同意を表す際にも用いられ、ビジネス英語やフォーマルな会話でもよく使用されます。
意味の強さや重みではdefinitelyよりやや硬く、力強い印象を与えるのが特徴です。
absolutelyという言葉の使い方
absolutelyは、意見や感情を力強く伝えたいときに効果的な言葉です。
「完全に同意する」「まったくその通りだ」といった場合に適しており、ややフォーマルなニュアンスを含みます。ビジネスシーンや改まった場面でも安心して使える表現です。
例:absolutelyの使い方
-
Your opinion is absolutely correct.
(あなたの意見は完全に正しい) -
I’m absolutely not happy right now.
(今、私は全然幸せではない) -
That’s absolutely amazing!
(それは本当に素晴らしいね!)
definitelyとabsolutelyの違いとは
definitelyとabsolutelyは、どちらも副詞であり、「絶対に」「間違いなく」といった強調表現として使われます。しかし、意味のニュアンスや使われる文脈に微妙な違いがあります。
まず、definitelyは比較的カジュアルで柔らかい表現です。
日常会話で自然に使える語感を持っており、「そうだね!」「もちろんだよ!」といった軽やかな肯定を示す場面に向いています。
たとえば友人とのやり取りで「彼はdefinitely来るよ」と言えば、気軽で自然な響きになります。
一方、absolutelyは、より強い意味を持つ言葉で、感情の強さや確信の度合いが大きい場合に使われます。
また、フォーマルな場面にも適しており、「異論の余地がない」「100%の確信」といった印象を与えることができます。
たとえば「その提案にはabsolutely賛成です」と言えば、力強く礼儀正しい同意の表現になります。
さらに、否定文での使い方にも違いがあります。
definitelyを否定文で使うと「絶対に〜しない」という意味合いになりますが、absolutelyの場合は「まったく〜でない」といった、やや感情的または強調的な否定になります。
簡単にまとめると:
このように、意味は似ていても、使い方や場面によって選ぶべき単語は異なります。
状況や相手に応じて適切に使い分けることで、英語表現の幅が広がります。
まとめ
definitelyとabsolutelyは、どちらも「絶対に」や「確実に」といった強い意味を持つ副詞で、肯定・否定両方の文で使用されます。
definitelyは日常会話で気軽に使えるカジュアルな表現であるのに対し、absolutelyはより強い意味合いやフォーマルな場面に適しています。
両者の違いを理解し、場面に応じて使い分けることで、英語表現を一層自然で的確にすることができます。
会話やライティングの質を上げたい方にとって、知っておきたい重要な違いです。
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