お買い物をするとき、「税込」「税抜」という言葉を目にしたことがあると思います。
表示価格に含まれる税金の有無を示すこれらの言葉は、実際に支払う金額に直結します。
この記事では、税込と税抜の違いをわかりやすく解説し、それぞれの使い方や例文を紹介していきます。
税込とは
**税込(ぜいこみ)**とは、「表示されている価格に税金が含まれていること」を意味する表現です。
たとえば、1,100円(税込)と表示されていれば、すでに消費税を含んだ金額であり、支払うのはそのまま1,100円ということになります。
「込」という字には「中に入っている」という意味があり、「税込」は「価格の中に税金が含まれている」ことを示しています。
これは家賃の「管理費込」などと同様の使われ方で、追加料金を心配せずに済むという安心感があります。
消費者にとっては、会計時に表示価格と支払額が一致するため、計算しやすくトラブルも少なくなるという利点があります。
税込という言葉の使い方
税込は、商品の価格にあらかじめ税金を含めて表示する際に使われます。
消費者が「この値段で買える」と即座に理解できる点がメリットです。
例:
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この商品は税込で1,980円です。
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値札に税込と書かれているので安心して買える。
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レジでの支払金額は税込価格で表示されています。
税抜とは
**税抜(ぜいぬき)**とは、「表示されている金額に税金が含まれていない」ことを意味します。
たとえば、「1,000円(税抜)」と表示されている場合、実際には消費税(例:10%)が加算され、支払うのは1,100円になります。
税抜は、消費税だけでなく、他の税金(揮発油税や不動産取得税など)も除かれていることが多く、必ずしも「商品価格=支払金額」とは限らない点に注意が必要です。
業者や企業間取引ではコスト管理の面から税抜表示が使われることも多く、ビジネス用途では重要な価格表現となります。
税抜という言葉の使い方
税抜は、商品本体の価格や純粋なコストを明示したい場合に用いられます。
主に企業間の取引や業務用の価格表示において多く使用されます。
例:
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この値段は税抜なので、別途消費税がかかります。
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セールの表示価格が税抜だったので、想定より高くなった。
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見積書には税抜価格で記載されています。
税込と税抜の違いとは
税込と税抜の違いは、表示価格に税金が含まれているかどうか、という点にあります。
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税込は税金がすでに含まれた総額表示であり、支払額が明確です。
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税抜は税金が含まれておらず、別途税金を加算して支払う必要があります。
同様の概念として「内税」と「外税」がありますが、「内税・外税」は主に消費税のみに使われるのに対し、税込・税抜は消費税を含むすべての税金に適用される表現です。
例えば、不動産の契約書や車の見積書などでは、税抜表示が使われ、後から税金が追加されるケースがよくあります。
一方、小売店などでは「税込価格で〇〇円」といった表示が多く見られます。
このように、税込と税抜の違いを理解しておくことで、実際の支払額を正確に把握でき、思わぬ出費を避けることができます。
まとめ
今回は、税込と税抜の違いについて詳しくご紹介しました。
価格表示は一見シンプルに見えても、そこに含まれる税の有無で支払額が大きく変わることがあります。
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税込は税金込みの支払総額を示す表示
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税抜は税金を含まない商品本体の価格表示
日常の買い物からビジネスシーンまで幅広く使われる用語なので、しっかり理解しておくと安心です。
価格表示をよく確認し、賢く買い物をしましょう。
さらに参照してください:内税と外税の違いの意味を分かりやすく解説!