英語の会話やメールのやりとりでよく登場するSureとOf course。
どちらも「はい」「いいですよ」といった肯定的な意味合いで使われることがありますが、実は微妙なニュアンスの違いがあります。
日常会話、ビジネス、カジュアルなシーンなど、場面に応じて適切に使い分けることが大切です。
この記事では、SureとOf courseの違いについて詳しく解説し、それぞれの意味、使い方、例文を紹介します。
Sureとは
Sureは、英語で非常に汎用性の高い単語で、「確かに」「もちろん」「自信がある」「信頼できる」「間違いない」といった意味を持ちます。
その核心には「確実であること」「迷いがないこと」があります。
例えば、「確信している」「絶対にそうだ」と伝えたいときにSureを使うと、聞き手に強い安心感や信頼感を与えることができます。
語源はラテン語の“securus(安心な、確実な)”に由来し、英語のsecureともつながっています。
文法的には、形容詞(sure about~など)としても、副詞(surely)としても使用されます。
また、カジュアルな返事としても「OK」「いいよ」というニュアンスでよく使われ、特にアメリカ英語では非常に頻出です。
Sureという言葉の使い方
Sureは、以下のようなさまざまな場面で使用されます。
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相手からの依頼に「OK」「いいですよ」と答える時
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自分の考えや確信を伝える時
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何かが確実に起こると感じている時
丁寧な場面よりも、ややカジュアルな日常会話やフレンドリーな場面で使われやすいです。
例:
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Sure, I can help you with that.(もちろん、それを手伝いますよ)
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I’m sure this idea will work.(このアイデアはうまくいくと確信しています)
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Sure, no problem!(いいですよ、問題ありません)
Of courseとは
Of courseは、「当然」「言うまでもなく」「もちろん」といった意味を持つ表現で、英語学習者にもなじみ深いフレーズの一つです。
構成としては、“of(~の)”と“course(道筋・経過)”の組み合わせで、「道理として当然」というニュアンスが含まれています。
つまり、Of courseは「それが自然な流れだ」「予想どおりだ」といった文脈で使われることが多いのが特徴です。
ただし、この表現には注意点もあります。
使い方によっては、やや上から目線に感じられることもあるため、特にビジネスシーンなどでは慎重に使う必要があります。
Of courseという言葉の使い方
Of courseは、副詞的に使われ、「当然ながら」「当たり前でしょ」という意味合いで使われます。
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相手の質問に対して当然のように答える時
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賛同や同意を強調する時
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軽い驚きを交えて返答する時
場合によっては少し上から目線と取られる可能性があるため、丁寧な表現が求められるシーンではCertainlyやAbsolutelyなどに置き換えるとより適切です。
例:
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Of course, you can borrow my book.(もちろん、私の本を貸してあげますよ)
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Of course not!(そんなわけないでしょ!)
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Have you finished the task? — Of course!(その作業終わった? — もちろん!)
SureとOf courseの違いとは
SureとOf courseの違いは、使われる場面のトーンや相手との関係性によって明確になります。
Sureは、「確かにそうだ」「OK」「問題ない」といった軽い承諾や確信の意味で、非常にカジュアルな表現です。相手の依頼や提案にフレンドリーに応じたい時に使われることが多く、親しい間柄では自然で心地よい印象を与えます。
一方、Of courseは「当然のこととして」というニュアンスがあり、やや断定的、時に上から目線と捉えられる可能性があります。
相手の発言や質問に「そんなの当たり前でしょ」という態度で答えてしまうと、誤解を生むこともあります。
ビジネスシーンやフォーマルな会話では、Sureはやや軽すぎると感じられることもあり、Of courseは丁寧さに欠けると受け取られることもあります。
そのため、より丁寧に伝えたい場合はCertainlyやAbsolutelyといった表現を使うと良いでしょう。
また、ニュアンスの違いとして、Sureは「自分の意思や確信」にフォーカスされており、Of courseは「物事の当然さ」に焦点が当たっています。
まとめると:
どちらを使うか迷ったときは、相手との関係性や会話のトーンを意識して選ぶようにしましょう。
まとめ
SureとOf courseの違いは、「確かさ」を伝えるか「当然さ」を伝えるかというニュアンスの違いにあります。Sureはカジュアルで親しみやすく、日常会話でよく使われます。
一方、Of courseは断定的な表現として、やや強めの印象を与える場合があります。
使い分けを理解することで、より自然で適切な英語表現ができるようになります。
場面に応じた使い分けを意識して、英語力を一段階アップさせましょう。
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