issueとmatterの違い

英語を学ぶ上で、「どちらを使うべきか迷う」単語の一つにissuematterがあります。

どちらも「問題」や「事柄」と訳されることが多いため、混同しやすいのが特徴です。

しかし、これらの単語は意味や使われる場面に明確な違いがあります。

この記事では、issuematterの違いについて、それぞれの意味・使い方・例文を交えてわかりやすく解説していきます。

英語初学者から中級者まで役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

issueとは

issueには大きく分けて4つの意味があります。

共通しているのは「外に出す」というニュアンスです。

まず1つ目は、体の中を流れている血液や川の水のように、流動するものが外に出ることを意味します。

たとえば「出血する」や「においが出る」といった表現に使われます。

2つ目は、印刷物や紙幣、チケットなどを発行することです。

本や新聞が印刷されて世の中に出るように、「印刷物を出す」行為に該当します。

3つ目は、物資の支給やカードの発行など、公的なものを特定の相手に渡すことです。

例として、図書館が利用者にカードを発行する場面が挙げられます。

最後に4つ目は、命令や指示などを口頭や文書で「出す」ことです。

宣言や発令、命令などもissueで表現されます。

このように、issueは「何かを外に出す」動作や行為を表現する言葉として広く使われています。

issueという言葉の使い方

issueは主に「外に出す」動作に関して使われます。

体内の血液が出る、においが物体から発せられる、命令が口から出る、印刷物が世に出されるなど、いずれも「中から外」への流れを持つ場面で使用されます。

例:

  1. The hospital will issue a new visitor policy next week.
    (病院は来週、新しい訪問者方針を発表します。)

  2. The machine started to issue a strange smell.
    (機械が奇妙なにおいを発し始めた。)

  3. The school issued ID cards to all students.
    (学校はすべての生徒にIDカードを発行しました。)

意味違い辞典

matterとは

matterには主に3つの意味があります。

まず1つ目は「物質」を意味します。

たとえば、固体・液体・気体、有機物など、物を構成する基本的な要素として使われます。

2つ目は「文字になったもの」、つまり出版物や手紙などを指します。

これらは文字情報が印刷・記載されたもので、文章そのものを意味する場合もあります。

3つ目は「事柄」や「状況」です。

日常会話では、この意味で使われることが最も多いです。

たとえば、トラブルや問題、ニュースで扱われるトピックなど、具体的な物事の内容を表現する時に使用されます。

matterはその文脈に応じて、抽象的な問題や物質的な構成要素を意味する便利な単語です。

matterという言葉の使い方

matterは以下のような場面で使われます。

物質の意味では、液体・固体・色素など、何かを構成する物に対して使用します。

文字になったものの意味では、原稿や印刷物に対して使われます。

たとえば「printed matter(印刷物)」という表現が代表的です。

また、事柄や状況を表す場合には、「重大な事柄」や「簡単な問題」といったニュアンスで使用されます。

例:

  1. The scientists are studying dark matter.
    (科学者たちはダークマターを研究しています。)

  2. This is just a simple matter of misunderstanding.
    (これは単なる誤解という簡単な問題です。)

  3. Please send the printed matter by post.
    (印刷物は郵送で送ってください。)

issuematterの違いとは

issuematterは、一見するとどちらも「問題」や「事柄」を表す英単語ですが、実際には使われる場面や意味合いが異なります。

issueは基本的に「何かを外に出す」という動作や動きを伴う言葉です。

命令を出す、印刷物を発行する、匂いが発せられるといったように、内側から外へ向かうアクションがキーワードです。

また、issueは名詞としてだけでなく、動詞としてもよく使われる点も特徴です。

一方で、matterは「存在するもの」や「物事の本質」「状況」「問題点」などを指す名詞です。

外に出すという動作よりも、「何かの内容や構成」を表現することに重きが置かれます。

また、matterは名詞としてのみ使われ、動詞としては基本的に用いられません。

例を挙げると、新聞を「発行する」という動作にはissueを、新聞の中身や扱われている内容を指す場合にはmatterを使うのが適切です。

また、日常英会話では「What’s the matter?(どうしたの?)」のように、トラブルや心配ごとについて聞くときにはmatterが使われ、「environmental issues(環境問題)」のように社会的な課題について述べるときにはissueが使われるのが一般的です。

つまり、issueは動作的で外向き、matterは内容的で内向きというイメージで使い分けると理解しやすくなります。

まとめ

issuematterは似ているようで意味も使い方も大きく異なる英単語です。

issueは「何かを外に出す」動作に関連する動詞・名詞であり、matterは「物質」「事柄」「状況」などを指す名詞です。

両者の違いを正しく理解することで、英語表現の幅が広がります。

特に会話やビジネス英語では使い分けが重要ですので、ぜひこの機会にマスターしましょう。

さらに参考してください:

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