wideとlargeの違い

英語で「大きさ」や「広がり」を表現する際に使われる単語にwidelargeがあります。

どちらも「大きい」というニュアンスを持っていますが、実は意味や使い方に明確な違いがあります。

特に英会話や英文を書く際には、この2語の違いを理解していないと、不自然な表現になってしまうことも。

本記事では、wideとlargeの違いを例文を交えながら、わかりやすく丁寧に解説します。

英語をより正確に使いこなしたい方は、ぜひ参考にしてください。

wideとは

Wideは、主に「横方向の広がり」や「間隔の大きさ」を示す形容詞です。

基本的な意味は以下の3つです。

1つ目は、横幅が広いこと

例えば、マンションの階段は2人が並んで通れるほどですが、劇場の階段は数人が横並びで歩けるような広さがあります。

このような場合にwideが使われます。つまり、物理的に左右の端の距離が広いことを表すのが特徴です。

2つ目は、平面的な広がりが大きいこと

海や草原など、どこまでも続いて見えるような景色に対して使われます。

たとえば、「a wide open field(広々とした野原)」などがその例です。

3つ目は、意見や考えの差が大きいことを意味します。

たとえば、環境保護を重視する人と、経済開発を優先する人では意見に大きな隔たりがあります。

このようなとき、「a wide gap in opinion」と表現されます。

つまり、wideは物理的・抽象的両方の「間隔の広さ」に焦点を当てた言葉です。

wideという言葉の使い方

Wideは、実際の空間の横幅や距離、または抽象的な違いの大きさなどを示す場面で使われます。

対象が「間隔」「広がり」「差異」のいずれかであることが多いです。

例:

  1. The road is very wide.
    (その道路はとても広い)

  2. We had a wide range of opinions.
    (私たちの意見には幅広い違いがあった)

  3. The lake stretches across a wide area.
    (その湖は広い範囲に広がっている)

意味違い辞典

largeとは

Largeは、物のサイズ、数、影響など「全体的な大きさ」や「規模の大きさ」を表す形容詞です。

主な意味は以下の4つです。

1つ目は、面積や容積が大きいこと

体格の大きい人や、大きな箱、大きな部屋など、実際のサイズの大きさを表現する際に使われます。

2つ目は、数量や規模が大きいこと

たとえば、「a large number of people(多数の人々)」など、数が多いことを表します。

3つ目は、重要性や深刻さが大きいこと

重大な問題や影響力のある出来事に対して、「a large problem(重大な問題)」というふうに使います。

4つ目は、考え方や視野が広いこと

たとえば「a person of large mind(心の広い人)」のように、度量が大きい意味でも使用されます。

このように、largeは物理的な大きさだけでなく、数量や抽象的な概念の「規模の大きさ」にも使える汎用性の高い言葉です。

largeという言葉の使い方

Largeは、サイズ・数・規模・影響などが一般的よりも大きいことを示す場面で使用されます。

数量的にも質的にも「広がりの度合い」が強調される表現です。

例:

  1. She lives in a large house.
    (彼女は大きな家に住んでいる)

  2. A large crowd gathered at the concert.
    (コンサートには多くの人が集まった)

  3. This is a large problem that affects the whole company.
    (これは会社全体に影響を与える重大な問題です)

wideとlargeの違いとは

Wideとlargeの違いを正しく理解するには、それぞれの「大きさの性質」に注目することが大切です。

まず、wideは「横幅」や「間隔の広さ」に特化した言葉です。

対象は主に横方向の広がりであり、道路、階段、海、意見の差など、「広がっている」という感覚に強く関連しています。

一方、largeはより総合的な「大きさ」や「量の多さ」を表現する単語です。

面積、容積、数量、影響力など、横幅だけでなく縦や高さ、抽象的な大きさにも対応できます。

例を挙げると、「a large box(大きな箱)」は全体的なサイズの大きさを表し、「a wide box(横に広い箱)」は横方向に特に広い形状を指します。

また、「a wide road(横に広い道)」と「a large city(大きな都市)」では、対象となるものとその性質が異なるため、適切な単語の使い分けが必要です。

さらに、wideは差異や意見の幅にも使えますが、largeは「大きな影響」「重大な出来事」など、影響力や重要度の強調に適しています。

要するに、wideは「幅」に注目した表現、largeは「規模や量の大きさ」を全般的に示す表現と考えると、違いが明確になります。

まとめ

Wideとlargeの違いは、「どの方向や性質の大きさを表すか」にあります。

Wideは横幅や間隔、意見の広がりなどに使われ、特定の方向性を持つ広がりを表現します。

一方、largeは面積や体積、数量、影響力など、より全体的・抽象的な「大きさ」や「規模の大きさ」を表します。

英語をより自然に使いこなすためにも、これらの違いをしっかり理解して使い分けることが大切です。

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